プチ断食で腸に休息日を設けて便秘解消

普段私たちが当たり前に行う食事ですが、その量を見直すことで、慢性的に続く便秘を改善することができます。
もちろんバランスの取れた食生活をおくるのは大切ですが、ついつい食べ過ぎてしまったり、添加物の多い食事を続けると、胃腸の機能が低下して便秘を引き起こしてしまいます。
毎日の食事量を見直すことで、胃腸の機能を高めて便秘にならない体質作りをすることができます。

必要以上の食べ過ぎは非常に多くの不健康を導いてしまいます。
体が疲れを感じると集中力が低下するように、腸が疲れると腸の働きは鈍くなります。
腸が疲労すると、消化吸収の働きが低下し、排泄を促すためのぜん動運動が弱くなってしまいます。
腸の機能が弱まることで老廃物が長い時間に渡って腸に留まり、バリア機能が低下した腸から有毒物が吸収され色々な症状が現れます。
さらに滞留した便からはどんどん水分が奪われ、便が硬く排出しにくくなっていきます。

腸の疲れをとるには、腸を休めることが必要です。
バランスのよい食事と休息をしっかりとることで、腸にメリハリを与えることができます。
プチ断食は腸を休めるのにとても効果的です。
断食といっても数日全く食べ物を摂らないわけではなく、前日に食べたものの消化が完全に終わってから、新しい消化物が体に入るように食事を行うのがプチ断食です。

食べ物が口から入って消化・排出されるには18時間以上必要だと言われています。
三食を規則正しく食べていると、前回の食事の排出が終わる前に次の食事をするので、常に腸が働いている状態が続きます。
そこで食後から18時間程、食べない時間を作ることで、常に動き続けていた腸を休めることができます。

プチ断食は休日の朝食で実践するのがオススメです。
プチ断食を行う朝は朝食を控え、野菜やフルーツで作ったジュースまたは水だけを摂ります。
断食の2日前から朝食はお粥や果物などの軽いものに代えて準備を行います。
断食の前後の食事は腹八分目を心がけ、特に断食を行った日の昼食は食べ過ぎてしまわないように注意します。

便秘にいいと言われる食材でも、腸の状態をよく把握せずに摂ってしまうと、逆に便秘を進行させてしまうことがあります。
普段の食事のバランスと量を見直し、腸を休めて健康的な腸内環境の維持を目指しましょう。