お腹に優しい甘酒で便秘解消

冬になると飲む機会の増える甘酒には、体を温めるだけではなく、たくさんの栄養素がギッシリと詰まっています。
美容効果はもちろん、体に必要な栄養素をしっかりと摂れる栄養剤となって、私たちの体に色々な作用を運んでくれます。
初詣の神社で振る舞われたり、寒い冬が近づくと店頭に並ぶイメージがありますが、昔は夏バテ対策としても積極的に飲まれていました。
もちろん、慢性的に続く厄介な便秘にも有効に働きます。

甘酒に沢山の栄養が含まれているのには、原料となる米麹に秘密があります。
天然の米麹を発酵させて作られることから、濃縮された栄養素を効果的に摂取することができるのです。
米麹から作られる甘酒は、砂糖を加えることなく独自の甘みがあるので、大人から子供まで抵抗なく飲むことが出来ます。

添加物が多い食事を続けると、腸内が酸性に傾きます。
酸性に傾いた腸内では悪玉菌が優勢となって、腸の働きを低下させます。
弱った腸内からは有毒物が吸収されやすくなり、色々な症状となって体に現れます。

そこで発酵食品を食べると、腸内で乳酸菌が働いて、酸性に傾いた腸を弱酸性の状態へと戻します。
発酵させて作られている甘酒には、乳酸菌が豊富なうえに、オリゴ糖も沢山含まれているので、腸内環境を効果的に整えることができます。
さらに甘酒には消化吸収を助ける酵素が含まれ、血管を広げて冷えた体を温め、新陳代謝を高めます。
抗酸化物質も豊富で、弱った胃腸を回復して体の調子を整えてくれます。

甘酒を飲めば、腸内環境を整えることが出来るだけではなく、弱った内臓の機能を回復して、強ばった体の緊張を芯から解してくれます。
甘酒を積極的に飲むことで、便秘を繰り返さない体作りができます。
甘酒は温かいまま飲むだけではなく、天然の甘味を生かしてゼリーやスコーンなどのお菓子に使うのもオススメです。
一日に一杯程度、コーヒーや紅茶ではなく甘酒を飲んで健康的な腸内環境作りを行い便秘を解消しましょう。